礼法道とは 代表ご挨拶にかえて

礼法は鎌倉時代に武士が身につけるべきスキルとされ、室町時代に人間同士の礼節作法として体系立てられました。江戸時代には幕府での儀式を仕切り、藩校などの教育にも影響を与えたものです。

このように言うと、大変堅苦しいイメージを持たれる方が多いことと思います。
私自身もそうでした。
ところが実際に礼法を学んでみると、堅苦しいイメージとは違った「他者を尊重する温かさ」と、日本人としての矜持が目覚める「凜とした清々しさ」に満ちていました。何よりも穏やかで寛容な心を得られたと感じています。

坂井 志暢写真

日本には古来より「産霊(ムスヒ)の信仰」というものがありました

陰と陽が結び(ムスヒ)付き、新しいものを生み出していくこと。永遠に繋がる自然の循環と命の連鎖です。 滞りなく命が受け継がれるように、また自然が循環するように「祈り」があり、そこから「礼」が発生しました。 しかし日本の美しい文化でもある礼法は、現代においては忘れられつつあります。

日本本来の美しく、正しい礼法を100年先にも残すために

茶道は元々「茶の湯」と呼ばれていたことをご存知でしょうか? 「柔術」は柔道、「剣術」は剣道というように、日本古来の伝統的な技は「道」として体系立てることで後世へ繋がれてきました。 どんなに素晴らしい技でも、実用だけで残していくのは難しいのです。 礼法も「礼法道」として体系立てて、時代にフィットさせ、多くの方に学んでいただくことで、100年後の日本にも残っていてほしい、そんな思いを込めて、体系化、組織化し、令和3年に一般社団法人日本礼法道協会を設立いたしました。

日本人としての矜持が目覚め、ブレない軸を持って生きる「主体性」のある生き方を

礼法道では、所作の「何故それをするのか?」という理由を徹底的に考えます。 表面的な形だけを整えるのではなく、本質を理解することで、どんな場面でも迷うことはなくなり、臨機応変に振る舞うことができます。それが、揺るぎない自信へと繋がるのです。

一般社団法人 日本礼法道協会 代表理事

坂井 志暢

坂井志暢 プロフィール

一般社団法人 日本礼法道協会 代表理事

大学卒業後、百貨店に入社。 顧客サービス部門での研修業務などに携わったのち、人材ビジネス業界へ転職。

キャリアコンサルタントとして1,000人以上の転職希望者と面談。 コミュニケーション能力とマナーがキャリアだけでなく、収入や結婚など人生全般に強く関係していることを実感する。

在職中より、小笠原流礼法・プロトコール(国際儀礼)・カウンセリング・NLPを学び、マナーの根本的な教育の必要性を感じ、2014年に独立。

自身の20年以上のビジネス経験から、伝統的な礼法に実践的なビジネス視点を加えたオリジナルの個人レッスンを経営者・ビジネスパーソン向けに提供。

単なる作法ではない本質的な礼法を身に着けることは、本人だけでなく、会社の価値を高めることに寄与するという考えのもと、企業研修も行う。

時代にフィットさせた礼法を、多くの方に学んでいただきたいと体系化・組織化し、2021年一般社団法人 日本礼法道協会を設立。

「違いを認め合い、お互いが尊重し合う平和な社会を実現する」という理念のもとに、礼法の普及活動を行なっている。

■資格

  • ・小笠原流礼法師範
  • ・日本プロトコール&マナーズ協会 プロトコール一般科修了
  • ・国家資格 キャリアコンサルタント
  • ・カリフォルニアNLP&コーチング研究所 公認 The Wealthy Mind™️トレーナー

■活動実績

  • ・一般社団法人 医療接遇ホスピタリティ 接遇礼法講師
  • ・株式会社ぐるなび「おいしいアカデミー」講師
  • ・栃木県就職応援プログラム 生活マナー講義
  • ・医科大学附属看護学校専門学校での礼法講義
  • ・栃木放送イベント登壇
  • ・埼玉県幼稚園教諭研修
  • ・生活美学協会 中国向けマナーセミナー
  • ・その他 実践ビジネス礼法講座
  • ・経営者向け礼法指導とコンサルティング
  • ・和食のマナー講座
  • ・和室の作法体験セミナー
  • ・親と子の食事作法セミナー
  • その他、一般企業でのビジネスマナーと生活マナーの研修 など多数
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